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◆ 社長挨拶〜創業者の商業経営哲学の伝承と実践〜中村屋は1901(明治34)年、パン屋として本郷に創業し、一世紀を超す歴史を刻んでまいりました。創業者の相馬愛蔵、黒光夫妻は商売とは無縁の素人でしたが、己の考え、創意を大切にして時代の要請にあった経営を為すことで、今日の土台を築き上げました。また己の信ずるところを貫き通すことで一経済人としてだけではなく、文化人としても時代に大きく関わりました。 〜時代に合った経営〜 中村屋は時代のニーズ、環境の変化に対応してその都度業容を広げ、また、今に残る新商品を発売してまいりました。1909(明治42)年、中村屋は本郷から新宿の現在地に移転しますが、この時から和菓子の取り扱いをはじめました。また、大正の中頃には洋菓子の販売をはじめ、更に昭和の初めに喫茶部(レストラン)を設けます。何れも時代の要請を的確に見極め、お客様のニーズにお応えしたものでした。一方、1904(明治37)年に発売したクリームパンを嚆矢として、中華まんじゅう、月餅、純印度式カリー、水羊羹の缶詰等々、独創的な商品を世に送り出し、日本の食文化の形成に貢献してまいりました。これらの商品が今日までお客様に支持され、愛されてきたのは、商品の品質はもちろんのこと、時代という環境や、新宿という街の商環境を常に見極めてきたことを抜きには語れないものがあると考えます。 当社は創業以来、常に環境変化に対応してきました。そして社会と密接に関わりを持ち、役割を果たすべく努力をしてまいりました。私共はこれからもすべての環境、いわゆる市場環境や経済環境のみならず、企業を取り巻くあらゆる環境や、ステークホルダーに対しての責任を果たしていく所存です。「企業は環境適応業」という考え方が弊社百有余年の歴史を築き、新たな百年への原動力となっていることは明らかなところです。 〜新たな「食文化」の発展への貢献〜 弊社は事業の根幹を「食」として時代に対応して業容を広げてまいりました。そして「食」に関する豊富な経験を得てきました。今、私共はレストランの力を食品事業に活かし、和菓子のノウハウを洋菓子に導入するなど中村屋ならではの「強み」を発揮できる商品開発体制を敷くことで、お客様に新たなご提案を続けております。また、生産においても「安全・安心」が全てに優先する体制を構築し、残留農薬など新たに発生するリスクにも対応すべく、従業員一人ひとりが進取の精神を持ち、品質保証の徹底を実施しております。 〜良き企業市民であること〜 今日、私共中村屋は「新たな価値を創造し、健康で豊かな生活の実現に貢献する」を経営理念に、「お客様満足の追求」「品質第一主義の徹底」「自主自立の確立」という経営方針を標榜しております。これらはすべて創業者の経営哲学を受け継いできたものです。中村屋はこれからも強い、変わらぬ信念のもとで、お客様をはじめとした、全てのステークホルダーから「良き企業市民」として認められる存在であり続けることをお約束します。 代表取締役社長
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