相性バッチリの薬味

きゅうりの酢漬け“アグレッツィ”

アグレッツィはロシアの漬物で、きゅうりの酢漬けのことです。ハンバーガーに入っているピクルスといった方が馴染みがあるでしょうか。なんでインド料理であるカレーの付け合わせにロシアの漬物?!と思われるかもしれません。これは創業者 相馬夫妻の国際的な交流の賜物でした。

妻・黒光は、ロシア文学に興味を持ち、また、ロシア(現 ウクライナ)の盲目の詩人 ワシリー・エロシェンコの面倒をみていました。エロシェンコと生活を共にするうちに、ロシアの生活文化やロシア料理に触れ、アグレッツィにも出合ったのだと思われます。アグレッツィのさわやかな酸味と歯ごたえは、カレーの辛さを和らげ、後味をさっぱりさせます。中村屋に、そして創業者夫妻のもとに、いろいろな芸術、文化が集まり、中村屋サロンとして一体となったように、たくさんの国の料理が集まり中村屋のレストランが出来たのです。

ちなみに、ボルシチもエロシェンコとの出会いをきっかけに発売された料理のうちの一つです。

カリーにアクセントを加えるチャツネ

アグレッツィのほかにオニオンチャツネ、マンゴーチャツネ、レモンチャツネ、らっきょうなどをご用意しています。らっきょうはカレーの付け合わせとしておなじみですが、チャツネって何?と思われる方も多いはず。チャツネとはヒンディー語で薬味を示す言葉で、マンゴー、りんごなどの果物を、酢、唐辛子、しょうがなどの調味料で漬けた、甘辛く、酸味のある漬物のことです。中村屋では自家製のチャツネを3種類ご提供しています。オニオンチャツネは唐辛子の辛さの中にもほんのり玉ねぎの甘さがあり、マンゴーチャツネはマンゴーやチーズなどをワインビネガーで漬けた酸味があります。レモンチャツネはレモンを数種類のブレンドスパイスで漬け、爽快な酸味とスパイスの風味が癖になるおいしさです。カリーと一緒に味の変化を楽しみながらお召し上がりください。

※新宿中村屋ビル地下2F「レストラン&カフェ Manna」と8F「カジュアルダイニング Granna」でお召し上がりいただけます。詳細はこちら

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