中村屋サロン美術館は年2回程度の特別展と、年数回のコレクションを中心とした展示を実施いたします。

通常展示(2月22日~3月12日)

荻原守衛(碌山)《女》

    荻原守衛(碌山)《女》

中村屋サロン

明治末から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋には多くの芸術家・文化人たちが集いました。 通常展示「中村屋サロン」では、中村屋の所蔵作品を中心に、新宿中村屋にゆかりのある芸術家たちの作品を紹介しています。

基本情報

会期
2017年2月22日(水)~3月12日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
入館料
100円
※高校生以下無料(学生証をご呈示ください)
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料



テーマ展示(12月17日~2月19日)

新宿移転当時の中村屋
新宿移転当時の中村屋

中村屋創業115周年記念 新宿中村屋
食と芸術のものがたり

中村屋は2016年12日30日で創業115周年を迎えます。この間、多彩な食を生み出すとともに芸術活動を支援し、単なる小売店ではない、新宿中村屋という店格を築いてまいりました。
 本展では創業者 相馬愛蔵・黒光夫妻を中心に中村屋で起こった、食と芸術誕生のドラマを垣間見ていきます。

基本情報

会期
2016年12月17日(土)~2017年2月19日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1・2
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(12/31~1/3)
入館料
200円
 ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
 ※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

展示内容

【みどころ1】
 棟方志功デザインの羊羹掛け紙や布施信太郎の包装紙原画、會津八一の茶器下図など、新宿中村屋のお菓子やレストランとゆかりのある作品をご覧いただけます

布施信太郎《四季包装紙》

會津八一《おほてらの》

中村不折《中村屋(看板)》

【みどころ2】
 中村屋に出入りしていた彫刻家 荻原守衛(碌山)や、中村屋裏のアトリエで創作活動を行っていた中村彝、柳敬助などの作品を展示します

中村彝作 小女

中村彝《小女》

荻原守衛(碌山)作 女

荻原守衛(碌山)《女》

柳 敬助《禮子像》

【みどころ3】
 新宿中村屋で起きた食と芸術のドラマを写真を交えてご紹介します




企画展示(9月10日~12月11日)

青木繁《二人の少女》
青木繁《二人の少女》 1909年

高橋由一から藤島武二まで 日本近代洋画への道 山岡コレクションを中心に

日本近代洋画史上重要な山岡コレクションから、高橋由一、黒田清輝、藤島武二、青木繁などの名品30点を紹介します。
中村屋サロンの芸術家たちと同じ時代を生きた画  家たちの、バラエティに富んだ豊かな表現をお楽しみください。

基本情報

会期
2016年9月10日(水)~12月11日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1・2
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
入館料
300円
※高校生以下無料(学生証をご呈示ください)
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料
協力
公益財団法人 日動美術財団

展示内容

第1章 江戸幕末の洋画
 江戸時代後期から幕末にかけ、日本洋画誕生の胎動が本格化し始めます。洋風技術の実用性を認識した幕府は蕃書調所を設置。その画学局で川上冬崖が西洋画法を研究します。高橋由一はここで川上から学ぶとともに、イギリスから来日したチャールズ・ワーグマンを訪ね、直接、油彩画の手ほどきを受けました。

高橋由一《丁髷姿の自画像》

高橋由一《丁髷姿の自画像》
1866-67年

高橋由一《鮭図》

高橋由一《鮭図》
1879-80年

チャールズ・ワーグマン《百合図》

チャールズ・ワーグマン《百合図》
1878年

第2章 明治初期留学生と工部美術学校
 明治初年から20年頃にかけて、国沢新九郎、五姓田義松らがヨーロッパへ留学し、本場の地で洋画の技法を学びます。また、政府は1876(明治9)年に工部美術学校を創立し、西洋美術の教育を始めました。イタリアから画家アントニオ・フォンタネージを招き、彼のもとから小山正太郎、山本芳翆などが巣立ちました。

小山正太郎《青梅風景》

小山正太郎《青梅風景》
1902年

山本芳翆《けしと小鳥》

山本芳翆《けしと小鳥》
1892年

山下りん《ヤコブ像(使途之図)》

山下りん《ヤコブ像(使途之図)》
制作年不詳

第3章 明治外光派と浪漫主義
 1893(明治26)年、黒田清輝と久米桂一郎がフランス留学から帰国し、洋画界に新風を吹き込みます。外光派のラファエル・コランに師事した黒田らは白馬会を結成、ここに藤島武二や青木繁などが集い、明るく清新な画風洋画界をリードしました。また、1901(明治34)年には満谷国四郎、中村不折らが太平洋画会を結成。物の形の把握やデッサン力を重視し、白馬会に対抗しました。

黒田清輝《黒田清兼像》

黒田清輝《黒田清兼像》

藤島武二《観桜会》

藤島武二《観桜会》
制作年不詳

満谷国四郎《かりそめの悩み》

満谷国四郎《かりそめの悩み》
1907年

※作品はいずれも笠間日動美術館所蔵



通常展示(8月17日~9月4日)

中村彝作「花と果実」

中村屋サロン

明治末から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋には多くの芸術家・文化人たちが集いました。通常展示「中村屋サロン」では、中村屋の所蔵作品を中心に、新宿中村屋にゆかりのある芸術家たちの作品を紹介しています。

基本情報

会期
2015年8月17日(水)~9月4日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
入館料
100円
※高校生以下無料(学生証をご呈示ください)
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

主な展示作品

中村彝「麦藁帽子の自画像」

中村彝 《麦藁帽子の自画像》

中村彝「小女」

中村彝 《小女》

荻原守衛(碌山)「女」

荻原守衛(碌山) 《女》

柳敬助《禮子像》

柳敬助《禮子像》

布施信太郎《秋》

布施信太郎《秋》

會津八一《学規》

會津八一《学規》




通常展示(7月30日~8月14日)

中村彝《小女》 1914年
  中村彝《小女》 1914年

  中村屋サロン

明治末から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋には多くの芸術家・文化人たちが集いました。通常展示「中村屋サロン」では、中村屋の所蔵作品を中心に、新宿中村屋にゆかりのある芸術家たちの作品を紹介しています。

基本情報

会期
2016年7月30日(土)~8月14日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1・2
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝日の場合は開館、翌日休館)
入館料
100円
 ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
 ※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

みどころ(展示室1)

今回の展示では、中村屋の看板や商品パッケージの文字を書いた書家 會津八一にスポットをあて、その自詠和歌の書を中心に展示いたします。 また、會津八一の作品の他にも、中村彝の絵画や荻原守衛(碌山)の彫刻などがお楽しみいただけます。

主な展示作品

會津八一の書

かすみたつ

みほとけの

おほてらの

その他の作品

荻原守衛(碌山)《女》

中村彝《麦藁帽子の自画像》

柳敬助《花》

同時開催(展示室2)

第9回 會津八一の歌を映す 秋艸道人賞・写真コンテスト 受賞作品展示
 新潟市會津八一記念館主催の、會津八一の歌をモチーフにした写真コンテスト(審査員長:浅井愼平氏)の入賞・入選作品を展示します。八一の短歌のイメージを自由に切り取った作品30点をお楽しみください。

企画展示(4月30日~7月24日)

《猗器の誡め》1941年 台東区立書道博物館蔵
  《猗器の誡》1941年 台東区立書道博物館蔵

生誕150年記念 中村屋サロンの芸術家 中村不折の魅力展

中村屋サロンゆかりの洋画家であり、「新宿中村屋」のロゴを書いた書家としても知られている中村不折。その生誕150年を記念し、台東区立書道博物館の所蔵作品を中心に、不折の初期から留学期そして晩年までの油彩画、素描、日本画、書、本の装丁など、合わせて約50点をご紹介します。激動の時代、常に誠実に芸術と向き合った多才な不折の世界をお楽しみください。

基本情報

会期
2016年4月30日(土)~7月24日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1・2
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(5月3日は開館)
入館料
300円
 ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
 ※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料
特別協力
台東区立書道博物館

主な展示作品

《自画像》1891年
台東区立書道博物館蔵

《芝増上寺山門》1890年 
 中村屋蔵 ※前期展示

《山陽天草詩》制作年不詳 個人蔵 ※前期、中期展示

《裸体習作》1902年頃 
 台東区立書道博物館蔵

《老人坐像》1903‐05年 
 台東区立書道博物館蔵

《眺望》1942年 
 台東区立書道博物館蔵

みどころ

 【その1】
   不折はブックデザインの分野でも最先端の芸術家でした。本展ではモダンでお洒落な装丁や挿絵をご紹介します。

島崎藤村《若菜集》装丁
1897年 台東区立書道博物館蔵

『ホトトギス』第7巻第6号表紙
1904年 台東区立書道博物館蔵

夏目漱石『吾輩ハ猫デアル』上編挿絵
1905年台東区立書道博物館蔵

 【その2】
   期間限定(7月13日~24日)で、迫力満点!六曲一双の山水図屏風を展示します。

通常展示(3月19日~4月24日)

中村彝《小女》1914年
  中村彝《小女》 1914年

   中村屋サロン

明治末から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋には多くの芸術家・文化人たちが集いました。
通常展示「中村屋サロン」では、中村屋の所蔵作品を中心に、新宿中村屋に集った芸術家たちの作品を紹介しています。

基本情報

会期
2016年3月19日(土)~4月24日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1・2
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が休日の場合は開館、翌日休館)
入館料
300円
 ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
 ※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

みどころ

   中村屋サロンの中心人物だった彫刻家 荻原守衛と、アメリカ留学時代に知り合った親友 柳敬助、
   高村光太郎の作品を、展示室2でまとめてご紹介します。
   作品と3人の言葉から、それぞれの芸術性と人間関係をお楽しみください。

主な展示作品

荻原守衛(碌山)《女》

柳敬助《諏訪湖畔雪景》 1923年

高村光太郎《自画像》 1913年

荻原守衛(碌山)《坑夫》

柳敬助《編物(禮子像)》未完
1920年頃

中村彝《少女習作》1914年

企画展示(1月16日~3月13日)

《足芸》 1914年
  堀潔《新宿中村屋》1940年 新宿歴史博物館蔵

新宿区立新宿歴史博物館・中村屋サロン美術館協働企画

 浮世絵 ・水彩画に見る    新宿風景展             江戸から昭和まで

世界有数の大繁華街“新宿”。しかし江戸時代は「四谷新宿馬の糞」と言われ、甲州街道の宿場町として荷馬車が頻繁に往来する物流拠点でした。関東大震災を契機に郊外から多くの人々が集まるようになり、繁華街への変貌を遂げた新宿。本展ではその移りゆく姿を、新宿区立新宿歴史博物館所蔵の作品約80点で紹介いたします。
 色彩豊かで歴史的記録資料としての価値も高い堀潔の水彩画を中心に、江戸の浮世絵、織田一磨の版画、佐伯祐三の油彩画などを合わせ、江戸から昭和にかけての新宿を絵画で辿ります。様々な表情をみせる新宿の情景をお楽しみください。

基本情報

会期
2016年1月16日(土)~3月13日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1・2
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
入館料
300円
 ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
 ※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料
協働企画
新宿区立新宿歴史博物館(公益財団法人 新宿未来創造財団)
※新宿歴史博物館は特定天井等改修工事のため、3月25日(金)(予定)まで休館しています
後援
新宿区

みどころ

     歌川広重の江戸時代の新宿を象徴した浮世絵から、佐伯祐三が大正期の落合の風景を描いた
     油絵、川瀬巴水、織田一磨の昭和初期の版画、戦前戦後の堀潔のジャーナリスティックな
     水彩画シリーズまで、新宿をテーマに様々な時代をバラエティに富んだ作品で紹介します。
     写真や地図、中村屋の外観の変遷なども併せて展示いたします。

主な展示作品

歌川広重『名所江戸百景』
《四ツ谷内藤新宿》江戸時代

川瀬巴水
《冬の月(戸山ヶ原)》1931年

佐伯祐三
《下落合風景(テニス)》1926年頃

織田一磨 画集『新宿』第一図
《ほていや六階から新宿三越遠望》1930年

堀潔
《新宿駅》制作年不詳

堀潔
《日曜日・新宿ノッポビル群夕景(新宿中央公園より)》1980年

通常展示(10月3日~2016年1月11日)

中村彝作《小女》 1914年
  中村彝作《小女》 1914年

中村屋サロン

明治末から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋には多くの芸術家・文化人たちが集いました。
通常展示「中村屋サロン」では、中村屋の所蔵作品を中心に、新宿中村屋に集った芸術家たちの作品を紹介いたします。

基本情報

会期
2015年10月3日(土)~2016年1月11日(月・祝)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
入館料
①2015年10月3日~12日・・・100円
②10月17日~2016年1月11日・・・300円
 ※②はテーマ展示 戸張孤雁とあわせた料金です
 ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
 ※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

主な展示作品

中村彝作《花と果実》 1917年頃

中村彝作《花》 制作年不詳

荻原守衛(碌山)作《女》

高村光太郎作《自画像》 1913年

會津八一作《喫茶去》 制作年不詳
※本作品は12月2日からの展示です

荻原守衛(碌山)作《坑夫》

みどころ

     中村屋で昭和8年から平成元年まで使用していた包装紙は、美術顧問だった画家
     布施信太郎によるデザインでした。今回の展示ではその原画や布施の油彩画《春》
     《夏》《秋》《冬》などを展示します。

布施信太郎作《包装紙原画》 制作年不詳

布施信太郎作《秋》 制作年不詳

布施信太郎作《冬》 制作年不詳

通常展示(10月17日~2016年1月11日)

《足芸》 1914年
  《足芸》 1914年

中村屋サロン テーマ展示 戸張孤雁

明治末から昭和初期にかけて新宿中村屋に集った芸術家のうち、戸張孤雁を紹介します。 戸張は初期「中村屋サロン」の中心的存在でした。 留学し油彩画と挿絵を学びますが、明治43年に彫刻家 荻原守衛(碌山)が亡くなった後は、その粘土を貰い、彫刻家に転身しました。 本展示では碌山美術館にご協力いただき、多才な戸張の、情感溢れる油彩画、版画、素描、彫刻を紹介いたします。

基本情報

会期
2015年10月17日(土)~2016年1月11日(月・祝)
会場
中村屋サロン美術館 展示室2
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
入館料
300円
 ※入館料は展示室1と併せた料金です
 ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
 ※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

主な展示作品

《くもり》 1917年

《自画像》 1901‐06年

《足芸》 制作年不詳

企画展示(7月4日~9月27日)

《K子像》1937年 加須市教育委員会蔵
  《K子像》1937年 加須市教育委員会蔵

生誕130年記念 中村屋サロンの画家   斎藤与里のまなざし

パリ留学でシャヴァンヌ、ゴッホ、ゴーガンなど、当時最先端の美術を目の当たりにした画家 斎藤与里。帰国後は、彼の地で親友となった彫刻家 荻原守衛(碌山)らと「中村屋サロン」を形成するとともに、大正期には、岸田劉生、高村光太郎らと反アカデミズムのフュウザン会を結成し、日本洋画界に衝撃を与えました。
 本展では与里の生誕130年を記念し、故郷の加須市教育委員会の所蔵作品を中心に、初期から晩年までの作品をご紹介いたします。
 パリで培われた美しい色彩と、時代によって変化する詩情豊かな画風をお楽しみください。

基本情報

会期
2015年7月4日(土)~9月27日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1・2
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
観覧料
300円
※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

みどころ

覚醒と模索

 1906年、斎藤与里は師 鹿子木猛郎につきパリに留学し、セザンヌやゴッホから派生したポスト印象派やフォーヴィスムなどの新しい芸術に触れました。帰国後は彼の地で出会い親友となった彫刻家の荻原守衛(碌山)らと中村屋に集い、「中村屋サロン」を形成。また、パリで得た芸術観を日本に発表すべく、美術雑誌に執筆するほか、1912年には岸田劉生、萬鉄五郎、高村光太郎らと反アカデミズムのフュウザン会を結成し展覧会を開催、日本近代洋画界に衝撃を与えました。

主な展示作品
 

初秋(眠れる女) 1909年

初秋(眠れる女) 1909年
加須市教育委員会蔵

木陰 1912年

木陰 1912年
加須市教育委員会蔵

由布院 1923年

由布院 1923年
サトエ記念21世紀美術館蔵

確立

 美術評論活動などにも力を入れてきた与里ですが、1930年代半ばになると、制作活動に専念。フォーヴィスムに通じる躍動感のある筆致で、印象的な画面を作りあげました。鋭い視線で制作をしていた与里ですが、1945年に故郷の埼玉県加須市に戻ると、作風は淡い色使いと柔らかな筆遣いに変化。日本に根ざした油彩画を創り上げようとしました。

主な展示作品
 

秋海棠 1950年

秋海棠 1950年
加須市教育委員会蔵

古都の春 1953年

古都の春 1953年
加須市教育委員会蔵

鞆の浦 1959年

鞆の浦 1959年
加須市教育委員会蔵


通常展示(6月4日~28日)

中村彝作《麦藁帽子の自画像》
中村彝作《麦藁帽子の自画像》

  中村屋サロン

明治末から大正、昭和初期にかけて新宿中村屋に
集い「中村屋サロン」を形成した芸術家たち。本展
示では中村屋所蔵の作品のうち、サロンの核であっ
た荻原守衛(碌山)、中村彝、會津八一の作品を中

心に展示いたします。

基本情報

会期
2015年6月4日(木)~28日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
観覧料
100円
※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

主な展示作品

中村彝作 小女

中村彝作 小女

中村彝作 ベッドに横たわる自画像

中村彝作 ベッドに横たわる自画像

荻原守衛(碌山)作 女

荻原守衛(碌山)作 女

會津八一作 みほとけの

會津八一作 みほとけの

會津八一作 ちかつきて

會津八一作 ちかつきて

荻原守衛(碌山)作 坑夫

荻原守衛(碌山)作 坑夫

関連イベント

講演会
中村屋サロンと碌山・彝・八一

パネル展示(6月4日~28日)

柳敬助作《夫人》
左から荻原守衛(碌山)、中村彝、會津八一
      會津八一:小柳胖撮影。會津八一記念館所蔵。

パネル展示   碌山・彝・八一  ―芸術家たちが遺したことば―

明治末から大正、昭和にかけて新宿中村屋に集い「中村屋サロン」を形成した芸術家たちは、作品だけでなく多くのことばも遺しました。本展示ではその中心人物であった荻原守衛(碌山)、中村彝、會津八一にスポットをあて、彼らが遺した、生きたことばをご紹介いたします。それぞれの芸術観や人生観などをお楽しみください

基本情報

会期
2015年6月4日(木)~28日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室2
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
観覧料
通常展示 中村屋サロン と併せて100円

テーマ展示(3月11日~5月31日)

柳敬助作《夫人》
柳敬助作《夫人》

テーマ展示   柳 敬助

明治末から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋には多くの芸術家・文化人たちが集いました。
「中村屋サロン」と呼ばれるその集まりには、彫刻家の荻原守衛(碌山)や高村光太郎、画家の中村彝などがいましたが、その中でキラリと光るデッサン力を持っていた画家が柳敬助でした。
本展示ではこの柳敬助に焦点を当て、初期から晩年にかけての油彩画やデッサン約20点をご紹介いたします。写実でありながら創造性に溢れた、柳の作品の魅力をぜひお楽しみください。

【特別展示】
3月29日から特別展示として柳敬助作《夫人》のモデルが締めている帯(実物)を展示しています

【同時開催】 通常展示 中村屋サロン

基本情報

会期
2015年3月11日(水)~5月31日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1・2
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
入館料
200円
  ※通常展示と合わせた入館料です。
   テーマ展示のみ、通常展示のみの入館料は設定しておりませんのでご了承ください。
  ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
  ※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

主な展示作品

裸婦Ⅱ 個人蔵

裸婦Ⅱ 個人蔵

順子 碌山美術館蔵

順子 碌山美術館蔵

デッサン 碌山美術館蔵

デッサン 碌山美術館蔵

生家 個人蔵

生家 個人蔵

諏訪湖畔雪景 個人蔵

諏訪湖畔雪景 個人蔵

花 個人蔵

花 個人蔵

関連イベント

ギャラリートーク
当館学芸員による展示解説

通常展示(3月11日~5月31日)

中村彝「小女」

中村屋サロン

明治末から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋には多くの芸術家・文化人たちが集いました。「通常展示 中村屋サロン」では中村屋の所蔵作品を中心に、新宿中村屋に集った芸術家たちの作品をご紹介いたします。

基本情報

会期
2015年3月11日(水)~5月31日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
入館料
200円
※テーマ展示「柳敬助」と合わせた入館料です
※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

主な展示作品

荻原守衛(碌山)「女」

荻原守衛(碌山)作 女

中村彝「麦藁帽子の自画像」

中村彝作 麦藁帽子の自画像

高村光太郎「自画像」

高村光太郎作 自画像

通常展示(2月21日~3月8日)

中村彝作「花と果実」

中村屋サロン

明治末から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋には多くの芸術家・文化人たちが集いました。「通常展示 中村屋サロン」では中村屋の所蔵作品を中心に、新宿中村屋に集った芸術家たちの作品をご紹介いたします。

基本情報

会期
2015年2月21日(土)~3月8日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
入館料
100円
※高校生以下無料(学生証をご呈示ください)
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

主な展示作品

中村彝「小女」

中村彝作 小女

中村彝「麦藁帽子の自画像」

中村彝作 麦藁帽子の自画像

荻原守衛(碌山)「女」

荻原守衛(碌山)作 女

高村光太郎「自画像」

高村光太郎作 自画像

會津八一「林下十年夢 湖邉一笑新」

會津八一作 林下十年夢 湖邉一笑新

荻原守衛(碌山)「坑夫」

荻原守衛(碌山)作 坑夫


 

パネル展示(2月21日~3月8日)

昭和20年代後半のJR新宿駅
昭和20年代後半のJR新宿駅

JR新宿駅開業130周年記念写真パネル展 新宿駅とその周辺の街並み

1日平均150万人が利用するJR新宿駅と日本有数の大繁華街・ビジネス街となった新宿。
ともに発展を遂げたその様子をJR新宿駅、新宿区立新宿歴史博物館、中村屋サロン美術館の3会場でご紹介いたします。
移りゆく街の姿、懐かしい風景、そして新宿の未来像をぜひお楽しみください。

基本情報

会期
2015年2月21日(土)~3月8日(日)
※2月21日(土)は当館のみのプレオープンとなります。
 他会場での展示は2月22日(日)からになりますので、ご了承ください。
会場
中村屋サロン美術館 展示室2
展示テーマ
「新宿駅東口-賑わいの街・思い出の街-」
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)
観覧料
無料
※同時開催の通常展示は有料(100円)となります

他会場のご案内

■ 新宿区立新宿歴史博物館
会期
2015年2月22日(日)~3月8日(日)
展示テーマ
「新宿駅西口・南口 ~変貌と未来像~」
展示場所
1階エントランス
観覧時間
9:30~17:30(入館は17:00まで)
■ JR新宿駅
会期
2015年2月22日(日)~3月8日(日)
展示テーマ
「巨大ターミナル駅-新宿駅-」
展示場所
東口みどりの窓口横
観覧時間
10:00~17:00

開館記念展覧会(10月29日~2015年2月15日)

中村彝「小女」

中村屋サロン美術館 開館記念特別展 中村屋サロン ―ここで生まれた、ここから生まれた―

中村屋サロン美術館の記念すべき第1回展覧会は「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」です。明治末から大正、昭和初期にかけて中村屋には多くの芸術家・文化人たちが集い、後に中村屋サロンと呼ばれるようになりました。本展では中村屋サロンが生まれたまさにこの場所に、そこに集った芸術家たちの作品が集結します。

基本情報

会期
2014年10月29日(水)~2015年2月15日(日)
※展示替えあり
展示期間 作者名 作品名
10月29日(水)-11月24日(月) 會津八一 ≪林下十年夢≫≪湖邊一笑新≫
  會津八一 ≪花過ぎて≫
10月29日(水)-12月15日(月) 中村彝 ≪海辺≫
  中村彝 ≪静物≫
  中村彝 ≪ベッドに横たわる自画像≫
  高村光太郎 ≪裸婦坐像≫
  戸張孤雁 ≪虚無≫
  中村不折 ≪中村屋≫(看板)
11月26日(水)-2015年1月5日(月) 會津八一 ≪中村屋≫
  會津八一 ≪那可無楽也≫
12月17日(水)-2015年2月15日(日) 中村彝 ≪女の顔≫
  鶴田吾郎 ≪乗馬≫
  鶴田吾郎 ≪安茂里≫
  戸張孤雁 ≪足芸≫
  戸張孤雁 ≪煌めく嫉妬≫
2015年1月7日(水)~2月15日(日) 會津八一 ≪うめにきて≫
  會津八一 ≪はるたけし≫
  中村不折 ≪富嶽「不動如」≫
開館時間
10:30~19:00(入館は18:40まで)
休館日
毎週火曜日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)、1月1日
入館料
一般300円
※高校生以下(学生証をご呈示ください)無料
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名無料

展覧会チラシはこちら

みどころ

戸張孤雁「足芸」

戸張孤雁《足芸》 1914年
公益財団法人 碌山美術館蔵

高村光太郎「自画像」

高村光太郎《自画像》 1913年

斎藤与里「法々華経」

斎藤与里《法々華経》 1909年
公益財団法人 碌山美術館蔵

第1章「中村屋サロンの胎動 碌山:穂高~海外時代」

第1章では、荻原守衛(碌山)が米・仏留学中に出会い、交流を深めた芸術家たち(柳敬助、戸張孤雁、斎藤与里、高村光太郎、中村不折)の作品を紹介いたします。彼らは各々帰国をしてからも、荻原や相馬夫妻を核に強く結びつき、やがて誕生する中村屋サロンの基盤をつくりました。

主な展示作品
荻原守衛《女》
柳敬助《順子》 1920年 公益財団法人 碌山美術館蔵
高村光太郎《手》 1918年 個人蔵

集う芸術家たち

荻原守衛追悼会での相馬一家と中村屋サロンの若き芸術家たち

中村彝「小女」

中村彝《小女》 1914年

會津八一「那可無楽也」

會津八一《那可無楽也》 1949年

第2章「中村屋サロンの躍動 碌山:新宿時代~」

第2章では、帰国後の荻原のもとに集った芸術家たち(中村彝、鶴田吾郎、中原悌二郎、堀進二、保田龍門)や守衛のブロンズを鋳造した山本安曇、相馬夫妻の長男の教師であった會津八一などの作品を紹介いたします。荻原は帰国後約2年で亡くなりますが、その芸術観は中村屋サロンのメンバーに引き継がれ、中村彝を中心に更なる発展を見せます。彼らは厳しい時代において、悩み、苦しみ、命を削りながら、それでも自らの芸術の高みを求めて制作活動に打ち込んでいったのです。

主な展示作品
中村彝《小女》 1914年
鶴田吾郎《盲目のエロシェンコ》 1920年
會津八一《林下十年夢 湖邊一笑新》 1949年
                  ※途中、展示替あり
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