中村屋サロン美術館は年2回程度の特別展と、年数回のコレクションを中心とした展示を実施いたします。
コレクション展示(12月14日~2月24日)
中村彝《小女》 1914年
中村屋サロン
明治末から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋に多くの芸術家・文化人たちが集いました。
「コレクション展示 中村屋サロン」では、新宿中村屋にゆかりのある芸術家たちの作品を中心に、所蔵作品をご紹介しています。
基本情報
- 会期
- 2019年12月14日(土)~2月24日(月)
- 会場
- 中村屋サロン美術館
- 開館時間
- 10:30~19:00(入館は18:40まで)
※12/30は18:00閉館(入館は17:40まで) - 休館日
- 毎週火曜日、12/31~1/3
- 入館料
- 300円
- ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
- ※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料
みどころ
【展示室1】中村屋に出入りしていた彫刻家 荻原守衛(碌山)や中村屋裏のアトリエで創作活動を行っていた画家の中村彝や、柳敬助などの作品をご紹介します。また、碌山とアメリカ留学時代に知り合った親友 高村光太郎の作品も展示いたします。
みどころ
【展示室2】中村屋で昭和8年から平成元年まで使用していた包装紙は、中村屋の美術顧問だった布施信太郎によるデザインでした。今回の展示ではその原画をご紹介致します。
また、中村不折や會津八一揮毫の看板など、中村屋ゆかりの作品がお楽しみいただけます。
企画展示 9月14日(土) ~ 12月8日(日)
《女》の制作に取り組む荻原
生誕140年・中村屋サロン美術館開館5周年記念 荻原守衛展 彫刻家への道
日本近代美術史に名を刻む「中村屋サロン」の中心人物、「日本近代彫刻の父」とも呼ばれた荻原守衛。
石膏原型が日本近代彫刻として初めて重要文化財に指定された、絶作「女」を生み出すまでの荻原の軌跡を、
師事したロダンや親交を結んだ芸術家たちの作品と共に展示し、荻原芸術の神髄に迫ります。
基本情報
- 会期
- 2019年9月14日(土)~ 12月8日(日)
- 前期:9月14日(土)~10月29日(火)
- 後期:11月1日(金)~12月8日(日)
- 会場
- 中村屋サロン美術館
- 開館時間
- 10:30~19:00(入館は18:40まで)
- 休館日
- 毎週火曜日(10月22日(祝)、29日(火・開館記念日)は開館 )
- 入館料
- 300円
- ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
- ※障がい者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料
- ※リピート割引有り(会期中に当企画展の半券を提示すると入館料から100円割引)
テーマ展示 7月20日(土) ~ 9月8日(日)
横山大館観≪霊峰不二(部分)≫
富士山 -芸術の源泉- 展
古往今来、日本人がその美しさを愛で、時代を超えて芸術家たちの創作意欲を刺激し続けてきた富士山は、2013年6月に世界文化遺産に登録されました。
本展では、公益社団法人 日本山岳協会にご協力いただき、8月11日の「山の日」をはさんで、富士山の近現代の油彩画と日本画を展観します。
基本情報
- 会期
- 2019年7月20日(土) ~ 9月8日(日)
- 会場
- 中村屋サロン美術館
- 開館時間
- 10:30~19:00(入館は18:40まで)
- 休館日
- 毎週火曜日(火曜が祝日の場合は開館、翌日休館)
- 入館料
- 300円
- ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
- ※障がい者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料
- ※リピート割引有り(会期中に当企画展の半券を提示すると入館料から100円割引)
みどころ
【展示室1】今回の展示では、40点以上の富士山の作品を展示します。厳かに、ある時は優美に、またあるときは力強く、泰然と、様々に捉えられた富士山をお楽しみいただけます。
主な展示作品
コレクション展示(5月18日~7月15日)
中村彝《小女》 1914年
中村屋サロン
明治末から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋に多くの芸術家・文化人たちが集いました。
「コレクション展示 中村屋サロン」では、新宿中村屋にゆかりのある芸術家たちの作品を中心に、所蔵作品をご紹介しています。
基本情報
- 会期
- 2019年5月18日(土)~7月15日(日)
- 会場
- 中村屋サロン美術館
- 開館時間
- 10:30~19:00(入館は18:40まで)
- 休館日
- 毎週火曜日(火曜が祝日の場合は開館、翌日休館)
- 入館料
- 100円
- ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
- ※障がい者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料
みどころ
【展示室1】今回の展示では、中村屋の看板や商品パッケージに携わった會津八一や布施信太郎の作品をご紹介いたします。また、中村屋裏のアトリエで創作活動を行っていた中村彝、柳敬助などの作品を展示します。その他、荻原守衛(碌山)の彫刻などがお楽しみいただけます。
主な展示作品
同時開催(展示室2)
第12回 會津八一の歌を映す 秋艸道人賞・写真コンテスト 受賞作品展示
新潟市會津八一記念館主催の、會津八一の歌をモチーフにした写真コンテスト(審査員長:浅井愼平氏)の入賞・入選作品を展示します。八一の短歌のイメージを自由に切り取った作品30点をお楽しみください。
八一の短歌をモチーフに心に響く心象風景をお楽しみください。
企画展示(4月13日~5月12日)
《Blue sky 鳥の巣-生命のはじまり》1998~2000年
中村屋サロン アーティストリレー第2回 鈴木まもる展 「鳥の巣World」
「中村屋サロン アーティストリレー」は2018年より始めた、作家の紹介でつなぐ展覧会です。第2回は、前回展示作家の漆芸作家 染谷聡さんからバトンを渡された、画家・絵本作家・鳥の巣研究家 鈴木まもるさんです。
本展では、造形的に美しい鳥の巣と、それらを作った鳥と鳥の巣の絵画をあわせて展示します。
■中村屋サロン アーティストリレーとは ・・・
「中村屋サロン アーティストリレー」は芸術家の紹介でつなぐ展覧会です。
明治末から昭和初期にかけて新宿中村屋で形成された芸術家・文化人達のつながり「中村屋サロン」を、アーティストの紹介によるリレーという形で今に表すとともに、新進芸術家に発表の場を提供いたします。
毎年2名に参加いただき、それぞれ次年に展示するアーティストを指名していただくことで、中村屋サロンのようにつながりを広げていきます。
基本情報
- 会期
- 2019年4月13日(土)~5月12日(日)
- 会場
- 中村屋サロン美術館 展示室1・2
- 開館時間
- 10:30~19:00(入館は18:40まで)
- 休館日
- 毎週火曜日(4月30日は開館)
- 入館料
- 300円
- ※高校生以下および障がい者とその同伴者1名は証明書呈示で無料
- ※リピート割引有り
- (会期中に当企画展の半券を呈示すると100円割引)
主な展示作品
< 作家コメント >
鳥の巣は鳥の家ではありません。卵を産むときに作り、ヒナが巣立つと、もう使わず、雨や風で自然に壊れ、毎回新たに作るものです。
約1億6千年前、小型の恐竜のうろこが変化して羽となり、鳥へ進化したと言われています。鳥は、空を飛ぶために体を軽くする必要から、体内に卵を保持することができないため、自らの体以外の場所に安全な空間が必要となり、鳥の巣を作るようになりました。
地球という多様な環境の中で、様々な鳥たちが、一番大切なわが子の生命を守るために鳥の巣を作っています。誰に教わることなく本能の力で作るそれらの鳥の巣は、無駄がなく造形的にも理にかない、繊細で不思議な美しさに満ちています。
多様な地球環境に適応してできた多様な鳥の巣。造形として不思議で美しい鳥の巣の魅力を、世界から収集した実物(使い終わった物)と絵画で伝えます。
企画展示(3月2日~4月7日)
中村屋サロン アーティストリレー第2回 及川聡子 展「光ノ萌」
《Incarnation》 2018年
「中村屋サロン アーティストリレー」は2018年より始めた、作家の紹介でつなぐ展覧会です。第2回は、前回展示作家の日本画家 新恵美佐子さんからバトンを渡された、日本画家 及川聡子さんです。本展ではファンによく知られている湯気や煙を題材にした「水焔(すいえん)、香焔(こうえん)」シリーズから、近年より始めた人物画である「聴くひと」シリーズを展開します。
■中村屋サロン アーティストリレーとは ・・・
「中村屋サロン アーティストリレー」は芸術家の紹介でつなぐ展覧会です。
明治末から昭和初期にかけて新宿中村屋で形成された芸術家・文化人達のつながり「中村屋サロン」を、アーティストの紹介によるリレーという形で今に表すとともに、新進芸術家に発表の場を提供いたします。
毎年2名に参加いただき、それぞれ次年に展示するアーティストを指名していただくことで、中村屋サロンのようにつながりを広げていきます。
基本情報
- 会期
- 2019年3月2日(土)~4月7日(日)
- 会場
- 中村屋サロン美術館 展示室1・2
- 開館時間
- 10:30~19:00(入館は18:40まで)
- 休館日
- 毎週火曜日
- 入館料
- 300円
- ※高校生以下および障がい者とその同伴者1名は証明書呈示で無料
- ※リピート割引有り
- (会期中に当企画展の半券を呈示すると100円割引)
主な展示作品
< 作家コメント >
洋の東西を問わず、世界の始まりを「靄のような混沌」として語る神話は数多くあります。
私も湯気や煙の姿に「世界-空間や時間の始まり」を想起し、水焔、香焔シリーズの制作を続けています。
今回は、水焔、香焔シリーズに加え、最近はじめた「聴くひと」のシリーズを展示します。「聴くひと」が「聴く」
のは「幸福の知らせ」「福音」「美しいものが生じる萌し」である、という意図で制作しています。
また、湯気や煙など「瞬時に消えていく」モチーフから、そこに「長く存在する」人物や動物を描くようになる過程で、誰か(何か)が重さや意思をもって、確かに存在するということに、あらためて心引かれるようになってきています。描きながら、誰か(何か)が、今、私の目の前に存在することは、とても特別で奇跡のようなことなのだ、と感じながら描いています。
絵画の中の人物と共に、立体の人物像を展示し、不可視から可視、イメージから実在までを展示の中で叶えたい。私なりのささやかな創世記、神話の空間を作りたいと思っています。