中村屋サロン美術館は年2回程度の特別展と、年数回のコレクションを中心とした展示を実施いたします。

コレクション展示(2023年7月19日~9月3日)


荻原守衛の追悼会での相馬一家と中村屋サロンの若き芸術家たち

中村屋サロン

明治末から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋に多くの芸術家・文化人たちが集いました。
「コレクション展示 中村屋サロン」では、新宿中村屋にゆかりのある芸術家たちの作品を中心に、所蔵作品をご紹介しています。

基本情報

会期
2023年7月19日(水)~2023年9月3日(日)
会場
中村屋サロン美術館
開館時間
10:30~18:00(最終入館17:40まで)
休館日
毎週火曜日
入館料
300円
 ※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
 ※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

みどころ【展示室1】

中村屋の商品のパッケージ原画等をご紹介します。
羊羹のパッケージとなった棟方志功の版画や、會津八一揮毫の菓子のラベル等をお楽しみください。
<主な展示作品>

會津八一 《菓子銘の題字》

棟方志功 《極上煉羊羹》掛紙

棟方志功 《極上純栗羊羹》掛紙

みどころ【展示室2】

中村屋裏のアトリエで創作活動を行っていた画家の中村彝、柳敬助などの作品をご紹介します。 また、碌山とアメリカ留学時代に知り合った親友 高村光太郎の作品も展示いたします。
<主な展示作品>

中村彝《少女習作》1914年

柳 敬助《編物(禮子像)未完》
1920年頃

高村光太郎《自画像》1913年

動画配信

全体紹介2023.7/19(水)AM10:30~予定

全体紹介

コレクション展示(2023年6月7日~2023年7月9日)


《女》の制作に取り組む荻原

中村屋サロン

明治末期から大正、昭和初期にかけて、新宿中村屋に多くの芸術家・文化人たちが集いました。 「コレクション展示 中村屋サロン」では、新宿中村屋にゆかりのある芸術家たちの作品を中心に、所蔵作品をご紹介しています。

基本情報

会期
2023年6月7日(水)~2023年7月9日(日)
会場
中村屋サロン美術館
開館時間
10:30~18:00(最終入館17:40まで)
休館日
毎週火曜日
入館料
300円
※高校生以下無料(高校生は学生証をご呈示ください)
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料

みどころ

中村屋に出入りしていた彫刻家 荻原守衛(碌山)や中村屋裏のアトリエで創作活動を行っていた画家の中村彝、柳敬助などの作品をご紹介します。
また、碌山とアメリカ留学時代に知り合った親友 高村光太郎の作品も展示いたします。

主な展示作品

中村 彝 《小女》 1914年

中村 彝 《小女》 1914年

柳 敬助 《花》 1912年

高村光太郎 《自画像》 1913年

同時開催

【展示室1】第16回 會津八一の歌を映す 秋艸道人賞・写真コンテスト 受賞作品展示

 新潟市會津八一記念館主催の、會津八一の歌をモチーフにした写真コンテスト(審査委員長:浅井愼平氏)の入賞・入選作品を展示します。 八一の短歌のイメージを自由に切り取った作品約30点を展示いたします。

八一の短歌をモチーフに心に響く心象風景をお楽しみください。

秋艸道人賞 (最高賞) 受賞作品

秋艸道人賞トロフィー
《天つ乙女》原像
前 文化庁長官 宮田亮平氏作

動画配信

全体紹介2023.6/7(水) AM10:30配信予定

全体紹介
会場:展示室1・2

企画展示(2023年4月19日~5月28日)



彫刻家 三宅一樹

中村屋サロン アーティストリレー第5回 三宅一樹 みやけ いっき 展 「拝啓、碌山殿。」
 

「中村屋サロン アーティストリレー」は、2018年より始めた作家の紹介でつなぐ展覧会です。
第5回は、前回展示作家の現代美術家 富田菜摘さんからバトンを渡された、彫刻家の三宅一樹さんです。 三宅さんは、敬愛する荻原守衛(碌山)がフランスで制作した彫刻作品《坑夫》を、当館へ足を運び様々な角度でデッサンし模刻することで、 碌山作品の真髄を理解しようと試みました。それら碌山研究の成果と、心を込めて御神木を刻んだ神像彫刻シリーズやYOGAシリーズ、聖猫シリーズなどが一堂に会します。
 三宅作品が織りなす神聖な世界に包まれるでしょう。



■中村屋サロン アーティストリレーとは ・・・

「中村屋サロン アーティストリレー」は芸術家の紹介でつなぐ展覧会です。
明治末期から昭和初期にかけて新宿中村屋で形成された芸術家・文化人達のつながりであった「中村屋サロン」を、アーティストの紹介によるリレーという形で今に表すとともに、 新進芸術家に発表の場を提供します。毎年2名に参加頂き、それぞれ次年に展示するアーティストを指名して頂くことで、「中村屋サロン」のようにつながりを広げていきます。


基本情報

会期
2023年4月19日(水)~5月28日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1・2
開館時間
10:30~18:00(最終入館17:40まで)
休館日
毎週火曜日
入館料
300円
※高校生以下無料(学生証をご呈示ください)
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料
※リピート割引有り(会期中に当企画展の半券呈示で100円割引)

主な展示作品

《碌山研究ー小坑夫》2022年

《Holy Cat-聖猫高脚杯》2018年

《YOGAー化現軸》 2018年

《貴船水神》 2011年 (部分)

《艶詞見返り》 つやことばみかえ 1995年



< 作家コメント >

「拝啓、碌山殿。あなたが切り開いた彫刻の道を、私はしっかりと継承し、
歩めておりますでしょうか。」
日本近代彫刻のパイオニア・荻原守衛(碌山)。その彼を支え、活動の拠点
であった中村屋サロン。この聖地のような特別な場にて展覧会のバトンを
受けた私は、現代彫刻家として、敬愛する碌山をあらためて深く考える好
機をいただいた気が致しました。
今では誰もが知る碌山の代表作《坑夫》。パリの美術学校の彫刻アトリエ
で制作されたその塑像に、単なる習作以上の大きな芸術性を看取したのが
高村光太郎でした。2人のその歴史的な背景を脳裏に浮かべながら、私は
《坑夫》をデッサンし、模刻を試みました。彫刻真髄を求めた碌山の、その真摯な制作姿勢と情熱を、
ほんの一欠片でも追体験したかったのです。彫刻の本質を、現代彫刻家である私はどのように咀嚼し、
追随し、展開してきているのかを、この聖地・中村屋サロン美術館での個展にて、自問したいと思いま
した。
この碌山研究の試みが、また次世代へと、正統派彫刻のバトンを繋げられることを夢見ています。

三宅一樹

動画配信

ギャラリートーク2023.4/19(水) AM10:30配信予定
アトリエ訪問アトリエ「榧乃舎」訪問
2023.4/24(月) AM10:30配信予定

ギャラリートーク

アトリエ「榧乃舎」訪問

会場:展示室1・2

企画展示(2023年3月1日~4月9日)



美術作家 宮森敬子
photo:Julie Lembargert

中村屋サロン アーティストリレー第5回   宮森敬子 みやもり けいこ 「記憶の海、Roseのプライド」

「中村屋サロン アーティストリレー」は、2018年より始めた作家の紹介でつなぐ展覧会です。
第5回は、前回展示作家の美術作家 安部典子さんからバトンを渡された、美術作家の宮森敬子さんです。 本展では、日系人として戦争を経験した御祖母様の人生に思いを馳せ、5つのテーマに分けて展観します。
 宮森さんが作り出す幻想的な風景から、私たちはどのようなメッセージを受け取ることになるでしょうか。



■中村屋サロン アーティストリレーとは ・・・

「中村屋サロン アーティストリレー」は芸術家の紹介でつなぐ展覧会です。
明治末期から昭和初期にかけて新宿中村屋で形成された芸術家・文化人達のつながりであった「中村屋サロン」を、アーティストの紹介によるリレーという形で今に表すとともに、 新進芸術家に発表の場を提供します。毎年2名に参加頂き、それぞれ次年に展示するアーティストを指名して頂くことで、「中村屋サロン」のようにつながりを広げていきます。


基本情報

会期
2023年3月1日(水)~4月9日(日)
会場
中村屋サロン美術館 展示室1・2
開館時間
10:30~18:00(最終入館17:40まで)
休館日
毎週火曜日、3/22(水) (但し3/21(火)は開館)
入館料
300円
※高校生以下無料(学生証をご呈示ください)
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料
※リピート割引有り(会期中に当企画展の半券呈示で100円割引)

主な展示作品

《森の泉》1993年
 Photo:中川達彦

《祖母マツノの肖像》2021年
 Photo:中川達彦

《TIME Day1-Day420(10.11.2021-12.4.2022)》
2021-22年
 Photo:中川達彦

《サントリーウイスキー》2022年
 Photo:中川達彦

《誕生Ⅰ(長女)》、《誕生Ⅱ(次女)》2022年
 Photo:中川達彦



< 作家コメント >

今年98歳になる父の部屋にあった、私の母方の祖母の籐椅子を数年前に
譲り受けた。日系2世アメリカ人としてハワイに生まれた祖母は、親の都
合で17歳の時に日本に渡り、同時通訳として働き、結婚して3人の子を持
った。ところが長女(私の母)が7つの時、日本とアメリカは戦争を始める。
敗戦後、渋谷の自宅に引きこもって過ごした彼女は、いつも穏やかで、
戦争の不条理について語ることはなかった。そんな彼女が、実はアメリカ
のパスポートを更新し続けていたことを知ったとき、一日中籐椅子に座っ
て過ごしていた晩年の彼女の目に映っていた風景は、一体どのようなもの
だったのかを想像するようになった。
展覧会のタイトル『記憶の海、Roseのプライド』の“Rose”は、愛や誇り
を表すバラのRoseであると同時に、祖母のように日系2世であるが故に人
生を翻弄された「東京ローズ」のRoseにもかけている。お嬢様育ちでアル
コール中毒症に悩むことになる、昭和生まれの生真面目な母。軍人教育を
受け、戦後は高度経済成長に尽くした大正生まれの父。戦後に生まれ、アメリカ人と家族になった私。
昭和を生きた家族それぞれの物語が、流れ着く「記憶の海」。
あらゆる運命と折り合いをつけ、愛を手放さずに生き抜く意志としてのRoseに出会うことができるだろ
うか。それぞれのRoseを自分の中に感じることは、葛藤の時代の希望ともなり得るのではないだろうか。

宮森敬子

動画配信

ギャラリートーク2023.3/1(水) AM10:30配信予定
コラボレーション動画2023.3/27(月) AM10:30配信予定
対談宮森敬子×港千尋(写真家)
2023.4/3(月) AM10:30配信予定

ギャラリートーク

コラボレーション動画

対談

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