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●かりんとうの起源
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かりんとうは"小麦粉に砂糖を加え油で揚げ、外側に煮溶かした黒砂糖や白砂糖をかけた"お菓子です。そのかりんとうが初めて登場したのは、約1200年前、遣唐使によって中国から渡来した油揚げ菓子が発達したという説や、中国人によって16世紀ごろ長崎に来たという説、また同じ頃、ポルトガルからカステラなどと一緒に伝わったという説などがあります。
日本に広まったのは明治8年頃。浅草・仲見世の店が棒状のものに黒砂糖をつけたものを売り出し評判となり、下町一帯に広まり、日本を代表する駄菓子になりました。 |
| ●駄菓子から高級菓子へ | |
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中村屋がかりんとうを売り出したのは大正8年頃、袋詰の形態で店頭に陳列されました。小麦粉を油で揚げ、黒砂糖をまぶしただけの固く油っこい他社製品に比べ、最高の原材料と確かな腕で口当たり柔らかくサクッと仕上がった独特の歯ごたえ。揚げたてにたっぷり黒砂糖をかける方式を開発して、油と黒砂糖をなじませることに成功しました。それにより"駄菓子"であるかりんとうが、一流の商品として高級なる大衆化がされ、進物にまでなったのです。
また、当時は店の品格を落とすという理由で、他の和菓子屋では袋詰を売りませんでした。しかし中村屋は、袋物として売りながら駄菓子であるかりんとうの高級化に成功したのです。 |
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| ●かりんとうに製法特許があった! |
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なんと、かりんとうは製法特許になっていたのです。戦前中村屋に勤め、戦後菓子会社を経営していた荒井公平氏が所有者で、昭和40年に認められました。製法は「小麦粉にグルテン酸を含まない穀粉を混ぜ、さらにバター、チーズ、牛乳を加えて、出来るだけ"固ねり"状態にして揚げる」というもの。一言で言えば、従来のものに比べ油の染み込ませ方を少なくしたのです。
伝統和菓子であるかりんとう製造は公知公用のものと考えていた業界は、かりんとうに製法特許が認められたとき騒然となりました。 しかし荒井氏はかりんとう業界の発展のため特許を全国油菓工業協同組合に譲渡。そして55年には特許が切れ、特許使用料を払わなくても製造できるようになったのです。 |
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