カレーの素材のこだわり

数多くある中村屋のレトルトカレー。その中で2001年に発売したインドカリーシリーズは、レストランで提供している純印度式カリーのノウハウをもとに作られました。当時他社のレトルトカレーが約100円から200円の価格帯にある中、インドカリーシリーズは300円で販売されました。香り高いオリジナルスパイスと圧倒的な具在感を堪能できるレストラン品質の本格的な味わいでした。中村屋の多くのレトルトカレーがそうであるように、インドカリーで培った技術に裏打ちされた「レストランの味をご家庭で」というコンセプトは、今も終始一貫してブレることのない中村屋の独自価値です。

“カリーの味”を決める重要な玉ねぎの存在

カリーにおける玉ねぎは、味作りのベースになるくらい重要なもの。水分がなくなり飴色になるまでじっくり炒めることで、コクや甘みのあるソースに仕上がります。また、ローストした玉ねぎを使うと、香ばしく深みのある味わいのソースに、反対にある程度炒めた玉ねぎを一緒に加えると、口の中で粒感を感じるソースに。味わいや食感などソースの表情に変化をもたらす重要な存在ですね。

玉ねぎ以外にも、にんにく、しょうが、ニンジンといった香味野菜をじっくり炒め上げたものを加えることで、ソースに甘味、苦み、香りなどを感じるコク深い味わいに仕上げています。

肉のこだわり

例えば圧倒的な具材感を実現させる真空調理という方法。牛肉をマリネして味を染み込ませたものを真空で調理することで、柔らかくてうま味がぎゅっと詰まった味わいのお肉に仕上がります。その他にも、低温でゆっくりと調理する方法や、グリルしてうま味を閉じ込めてからソースでじっくり煮込む方法などレストランで調理するのと同様にさまざまな調理方法がとられています。

また、鶏肉はグリルをしたり、骨付きのものを使用したり、と調理方法や部位にもこだわりを持った商品作りを心がけています。

香りたつスパイス

インドカリーの基本となる「スパイス3段仕込み製法」。スパイスを3回に分けた工程をとります。スタータースパイスとして、ホールスパイスを油や水で抽出し香りを移すことで、その後に加える具材全体に香りを行き届かせるようにします。次にミドルスパイス。中村屋オリジナルブレンドのカリー粉や粉末のスパイスを用いて風味付けします。多くのスパイスを調合することでスパイス同志の相乗効果が生まれ、苦みや酸味や甘味などの複雑な風味を作り出すことができます。最後にフィニッシュスパイスとしてマサラ等を加えて香りが残るようにしています。このように手間ひまを惜しまずレストランの調理工程に近い形で作られています。スパイス本来の香りや特徴を生かした商品作りは、インドカリーだけでなく欧風タイプのカレーの開発にも応用され、おいしさに一役も二役も買っている、中村屋の技術の源なのです。

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